夜も眠れないほどの歯の痛み。そのあまりの辛さに耐えたことはありますか?
私も忘れた頃に歯が痛んで、ロキソニンを飲みながら痛みに耐えたことが何度もあります。
こんな時は、普段なら避けて通りたい歯医者さんのところへすぐにでも行きたくなるものです。
誰しも一度は、似たような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
この厄介な歯のトラブル。そんなときに頼れるのが歯医者さんです。
たまに、歯が痛んだ経験がない人に遭遇することがあります。手入れが行き届いているのか、遺伝なのか、羨ましい限りです。
今回は、私の経験をもとに歯医者さんの素晴らしさと予防の大切さをお話しします。
痛みの原因はいろいろ

歯の痛みの原因はさまざまです。私自身、さまざまなケースの痛みを経験してきました。
一番多いのは虫歯が原因で神経が痛む場合です。これはかなり虫歯の自覚があるので、少しのズキズキでは「気のせい」だと暗示をかけてしまいます。そして激痛が走るまで放置してしまった結果です。
あるいは、自分では気付けかない虫歯があって痛いのだと思っていたら、噛み合わせが悪くて歯茎が痛んでいたこともあります。この時は歯を少し削ってもらったら、すぐに痛みが改善しました。
また、歯茎が炎症を起こして痛んでたこともあります。炎症を起こした歯茎に特効薬を注入してくれたら速攻で治りそうな気がするものです。しかし歯茎はデリケートなので、そんな治療方法ではなく、痛み止めと歯のクリーニング、そして歯磨きの指導を受けます。かなり地味な治療方ですが、要するに毎日の基本的なケアで防げるということです。
それでも、どの症状でも我慢できないほどの痛みを引き起こすことに違いはありません。
特に深夜、痛みで目が覚めることがあります。そして、何も手につかないほどの痛みを感じたときには、原因なんてどうでもよくなるのです。ひたすら日常に戻りたいと願うのみ。
救いの手、歯医者さん

そんなとき、歯医者さんはまさに救世主です。予約を取り、その日が来るのを待ちます。(ほとんどの場合、予約された人たちの合間に診てもらえます。)診察室に入ると、まずは問診。そして、レントゲンを撮って詳しい診断を受けます。虫歯の場合は、その部分を削り、詰め物をしてくれる。歯茎の炎症が原因なら、適切な処置や薬の処方があります。噛み合わせの問題なら、調整をしてくれます。
とにかく、歯が痛いときには、歯医者さんの治療の1つひとつが神の手に思えます。たまに「これはもう抜かんとあかんな」と言われることがありますが、年齢的に使えない歯が出てくるのは仕方ないと思っています。それに、早く失われていく歯は、何年も前から兆候があるので、それなりに覚悟をしているものです。
どんな症状であれ、この日で終わりということはありません。この日からしばらく、歯医者通いが続くことになります。
治療後の感動

痛みを感じてから最初の治療が終わり、少し痛みが戻ってくることもありますが、それでも治療前のあの激しい痛みとは比べ物になりません。痛みが和らぎ、ほとんど感じなくなるのがわかるのです。痛みから解放されたとき、歯医者さんがまるで神様のように見えるのです。よく教師が神職だと言われたりしますが、私にとっては歯医者さんこそが神職です。あれだけ苦しんでいた痛みが、まるで何事もなかったかのように消えていく。この素晴らしさは言葉では言い表せないほどです。人を痛みから解放する素晴らしい職業、それが歯医者さんです。何度か治療に通うことは必要ですが、めんどうでも神様の言うことには逆らえません。
定期検診の大切さ

義務教育の頃には、学校で歯科検診がありました。そのおかげで、小さな虫歯などがあれば早めに治療をすることができたのです。しかし、それ以降はそうはいきません。残念ながら毎年の健康診断には歯科検診はなく、自分で検診をうける必要があるのです。
私は、今までの歯が痛んだ経験を通じて、歯の定期検診の大切さを改めて実感しました。痛みが出る前に問題を見つけてもらい、早期に対処することが必要なのです。そうすれば、夜も眠れないような痛みを避けることができます。年に一度の検診を心がけ、口内の健康を保つことが、結果的に自分自身の生活の質を高めることにもつながるのです。
終わりに

歯の痛みは誰にとってもつらいものですが、そんなときに頼れる歯医者さんの存在は本当に心強いです。痛みが和らぎ、普通の生活に戻れるたび、歯医者さんへの感謝の気持ちが増していきます。皆さんも、もし歯の痛みで悩んでいるなら、ためらわずに歯医者さんに相談してください。その痛みを和らげる救世主は、すぐそばにいるのです。
haruka_moon著